
急に母国に戻らなきゃいけないけど、再入国の手続きって必要?



みなし再入国って聞いたけど、私の場合も使えるの?
日本で暮らす外国人の方にとって、一時帰国や海外出張はよくあること。しかし 「みなし再入国」 と 「再入国許可」 を正しく理解していないと、帰国後に 空港で入国拒否 や 在留資格の失効 につながるリスクもあります。
この記事では、それぞれの制度について 対象者・手続き・メリット・注意点 を具体的な事例とともにわかりやすく解説します。
目次
1.「みなし再入国許可(=みなし入国)」とは?
◆ 概要
- 対象
✔ 在留カードを持つ中長期在留者
✔ 特別永住者証明書を持つ特別永住者 - 有効期間
原則:出国日から1年以内
ただし、在留期限が1年未満ならその期限まで - メリット
✔ 事前に入管へ行かなくてよい
✔ 空港で出国カード(EDカード)にチェックを入れるだけ
✔ 手数料無料
◆ 具体例
- 留学生が 夏休みに3か月だけ母国に帰省 → みなし再入国でOK
- 会社員が 海外出張で2週間渡航 → みなしでOK
- 在留カードの有効期限が4か月後まで → 再入国時点で期限が切れていなければ利用可
◆ 注意点
- 1年を1日でも超えると自動的に在留資格失効
- パスポート・在留カード紛失時は再入国不可(再発行が必要)
- 在留資格更新中でも利用可能だが、審査に影響する場合は再入国許可を取った方が安心
2.「再入国許可」とは?
◆ 概要(入管で事前申請が必要)
区分 | シングル(1回限り) | マルチ(数次) |
---|---|---|
有効期間 | 5年以内(在留期限まで) | 5年以内(在留期限まで) |
出国回数 | 1回のみ | 制限なし |
手数料 | 3,000円 | 6,000円 |
- 申請場所:地方出入国在留管理局
- 手続き:申請書提出 → パスポートに許可シール貼付
◆ 具体例
- 出産で 1年半母国に滞在予定 → 再入国許可(シングル)を取得
- ビジネスで 半年の間に何度も海外出張 → 再入国許可(マルチ)が便利
- 在留資格更新中の新規入国者 → みなし再入国不可、必ず再入国許可が必要
◆ 必要書類
- 再入国許可申請書
- パスポート
- 在留カードまたは特別永住者証明書
- 収入印紙(シングル3,000円/マルチ6,000円)
3.みなし再入国 vs 再入国許可 早見比較
項目 | みなし再入国 | 再入国許可 |
---|---|---|
出国前手続き | 不要 | 入管で必要 |
有効期間 | 1年以内(在留期限まで) | 最長5年(在留期限まで) |
手数料 | 無料 | 3,000~6,000円 |
出国回数 | 1回 | シングル1回/マルチ無制限 |
対象者 | 在留カード・特永証保持者 | すべての在留資格保持者(短期滞在除く) |
1年以上出国 | 失効 | 有効 |
4.よくある質問(FAQ)
- Q1. 在留カードの期限が半年後だけど、みなしで大丈夫?
-
再入国時点でカードが切れていなければOK。ただしギリギリの場合は更新申請+再入国許可がおすすめ。
- Q2. 短期滞在ビザでもみなし再入国は使える?
-
×。短期滞在は「みなし」の対象外。再度上陸許可を取り直す必要あり。
- Q3. みなしで出国して1年を過ぎたらどうなる?
-
自動的に在留資格は消滅。原則として再入国不可。やむを得ない事情があれば「在留特別許可」などを検討するケースもある。
- Q4. パスポートや在留カードを海外で失くしたら?
-
現地で大使館・領事館にてパスポート再発行 → 日本入管で事情説明 → 再入国が認められる場合も。ただし時間がかかるため注意。
5.行政書士に依頼するメリット
- 「みなし再入国でいいのか」「再入国許可が必要なのか」判断を代行
- 在留資格更新中の一時帰国について、審査に不利にならない手続きサポート
- 長期出国・複数回出国のビジネスパーソン向けにマルチ再入国許可を迅速作成
- 紛失や盗難時のリスクに備え、事前の取扱説明や緊急時対応をサポート
6.まずは無料相談へ!
- 海外出張が急に決まった
- 出産で母国に長期帰省したい
- 在留期限と渡航時期が重なって不安
そんなときは一人で悩まず、専門の行政書士にご相談ください。
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