永住許可申請の流れと審査期間の目安|不許可事例・対策も解説

永住許可は申請してからどれくらいかかりますか?

当事務所に寄せられる質問で最も多いのが、この点です。

永住許可は、日本で安心して長く暮らすための大きなステップです。しかし、審査には時間がかかり、申請者の状況によって結果が大きく左右されます。

本記事では、永住許可の基本的な流れ・審査期間の目安・不許可事例・最新情報(2025年9月時点)を、行政書士の視点から分かりやすく解説します。


目次

永住許可と永住権の違い

よく混同されますが、「永住権」という用語は法律上存在しません。正式には「永住許可」といい、法務大臣の裁量で与えられる在留資格の一つです。

  • 永住許可(正しい用語):法務省が審査して与える在留資格
  • 永住権(一般的な俗称):法律上は存在しない言葉

永住許可のメリットとデメリット

メリット

  • 在留期間の更新が不要になる
  • 就労制限がなくなる
  • 住宅ローンやクレジット審査で有利になる
  • 社会的信用が向上する

デメリット

  • 許可までに長期間かかる
  • 公的義務(年金・税金)の履行が厳しくチェックされる
  • 不許可になると再申請に時間と労力が必要

永住許可申請の基本的な流れ

  1. 必要書類の収集
    • 在留カード、パスポート、住民票、所得証明書、納税証明書、年金の納付記録など
    • 発行から3か月以内のものが必要
  2. 申請書の作成
    • 永住許可申請書、身元保証書などを正確に記入
  3. 入国管理局へ提出
    • 居住地を管轄する地方出入国在留管理局に直接提出(郵送不可)
  4. 審査
    • 書類審査+必要に応じて追加資料や面接
  5. 結果通知・永住カード交付

近年の法改正と審査への影響

  • 年金・健康保険料の納付確認が強化

    → 過去5年間の納付状況証明が必要
  • 高度専門職の優遇措置

    → ポイント制度により在留年数が短縮されるケースあり

パターン別の審査期間の目安

  • 一般的な就労ビザから:6か月〜1年
  • 高度専門職から:4か月〜8か月
  • 日本人の配偶者から:8か月〜1年半

【最新情報】2025年9月時点の傾向

  • 平均審査期間:8か月〜1年程度
  • 長期化の要因
    • 公的義務(税金・保険料)履行の厳格化
    • 職歴・収入状況の精査
    • 身元保証人の適格性確認

不許可になりやすいケースと対策

  • 税金や年金の未納がある → 納付履歴を整えてから申請
  • 安定収入がない → 直近数年の課税証明・源泉徴収票を重視
  • 婚姻関係が形式的 → 夫婦写真、LINE履歴、送金記録など証拠を準備

不許可時の対応

  • 入管で口頭による理由説明を受けられる
  • 行政書士を通じて不許可理由を分析 → 再申請戦略を立案可能

行政書士に依頼するメリット

  • 書類不備による遅延・不許可リスクを軽減
  • 入管対応・追加資料の準備をスムーズに進められる
  • 一人ひとりの事情に応じた戦略的な申請が可能

当事務所では、永住許可申請に不安を抱える方に対し、最新情報を踏まえたフルサポートを提供しています。お気軽にご相談ください。


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