日本で新たに生活を始める中国語話者(中国本土・台湾・香港出身)の皆様へ。
日本の法律や制度は、中国や台湾と似ている部分もありますが、大きく異なる点も少なくありません。誤った情報を信じてしまうと、ビザ更新ができなくなったり、思わぬトラブルに巻き込まれたりすることもあります。
この記事では、元警察官で行政書士として外国人サポートを行う立場から、中国語話者の皆様が誤解しやすい法律・制度を整理し、正しい情報を分かりやすく解説します。
中国(大陸)と日本の違い
| 項目 | 中国(大陸)の一般的な制度 | 日本の制度や実情 | 誤解されやすいポイント |
|---|---|---|---|
| 戸籍・住民登録 | 戸口制度(户口制度)があり、居住地が厳密に管理される | 住民基本台帳制度。居住地の市区町村で住民登録(住民登记)を行う | 在留カード(在留卡)は身分証明であり、戸籍のような永住的権利を示すものではない。引越し時は14日以内に役所で手続きが必要 |
| 不動産の所有 | 土地は国家所有。個人は使用権(使用权)を持つのみ | 土地・建物ともに個人所有(个人所有)が可能(所有権は永久) | 「日本の不動産も使用権だけ」と誤解されがち。実際は所有権を得れば永続的に所有可能。ただし固定資産税の支払い義務あり |
| 労働契約 | 契約書なしでも口頭合意で雇用関係が成立しやすい | 労働基準法により労働条件の明示(劳动条件的明确告知)が義務。契約書が基本 | 口頭合意は有効でも、トラブル防止には書面必須。給与・勤務時間・休日を必ず確認 |
台湾と日本の違い
| 項目 | 台湾での制度 | 日本での制度 | 誤解されやすいポイント |
|---|---|---|---|
| 医療保険 | 全民健康保険(全民健康保险)で個人負担が低い | 国民健康保険・社会保険。原則3割負担 | 台湾と異なり高額医療費は発生する。高額療養費制度はあるが、保険料支払いは義務 |
| 運転免許 | 国際運転免許証(ジュネーブ条約基準)利用可能 | 台湾免許証を使う場合は翻訳文+パスポートが必須 | 国際免許証だけでは運転できないケースがある。台湾免許証は翻訳文との併用が必要 |
| 契約の効力 | 自由度が高いが消費者保護も手厚い | 契約は厳格に履行が求められる。クーリング・オフは限定的 | 賃貸や携帯電話契約は原則中途解約不可。内容を理解せずサインすると不利益を受ける |
よくある誤解と正しい情報(Q&A形式)
Q1: 日本で働く場合、年金や健康保険への加入は任意ですか?
A1: いいえ、義務です。
- 会社員 → 厚生年金・健康保険に加入
- 自営業・学生 → 国民年金・国民健康保険に加入
加入しないと違法となり、将来年金を受け取れなかったり、医療費が全額自己負担になるリスクがあります。
Q2: 交通違反の罰金は外国人は払わなくてもいい?
A2: 誤解です。
国籍に関係なく、日本に滞在する全員が法律を守る必要があります。
罰金を払わないと、ビザ更新や永住申請に不利になり、悪質な場合は逮捕されます。
Q3: 留学生アルバイトの労働時間に制限はある?
A3: はい、厳格に制限されています。
- 留学ビザ → 週28時間以内(長期休暇は例外)
- 家族滞在ビザ → 週28時間以内
超過すると不法就労 → 強制送還のリスクがあります。
Q4: 賃貸契約は途中で簡単に解約できる?
A4: 原則できません。
多くの契約には「2年契約・途中解約は違約金あり」と定められています。
中国や台湾の感覚で「大家と話せばOK」と考えるのは危険です。必ず契約前に条件を確認しましょう。
Q5: 携帯電話やインターネット契約もすぐ解約できる?
A5: いいえ。
日本の携帯電話契約には**最低利用期間(2年契約など)**がある場合が多く、途中解約すると違約金が発生します。
Q6: 税金は日本人だけ払うもの?
A6: 外国人も日本に住めば納税義務があります。
所得税、住民税、消費税などは国籍に関係なく発生します。未納はビザ更新や永住申請に悪影響を及ぼします。
日本生活で注意すべき3つのポイント
- 必ず公的機関から情報を得る
- ビザ → 出入国在留管理庁
- 税金・保険 → 市役所・税務署・年金事務所
- 労働 → 労働基準監督署・ハローワーク
- ビザ → 出入国在留管理庁
- 契約書は署名前に必ず内容確認
中国語訳がない場合も多く、理解しないまま署名するとトラブルの原因に。専門家に相談するのが安全です。 - 法律・制度は常に変化している
過去の経験やSNSの情報に頼らず、最新情報を確認する習慣をつけましょう。
まとめ
日本で安心して生活するためには、正しい法律・制度の知識が欠かせません。
誤解や噂をそのまま信じると、生活に大きなリスクをもたらします。
疑問や不安がある場合は、専門家(行政書士・弁護士)に相談することを強くおすすめします。
当事務所では、中国語話者の皆様が安心して日本で生活できるよう、ビザ申請・契約書チェック・生活相談など幅広くサポートしております。お気軽にご相談ください。
📞 お気軽にご相談ください
- ✅在留資格取得に関するサポート
- ✅中国語対応可能
- ✅元警察官による信頼と安心の対応
📍埼玉県さいたま市|全国オンライン相談可


メール:info@okonogikei-gyousei-office.com
📞 お気軽にご相談ください
- ✅在留資格取得に関するサポート
- ✅中国語対応可能
- ✅元警察官による信頼と安心の対応
📍埼玉県さいたま市|全国オンライン相談可


メール:info@okonogikei-gyousei-office.com














コメント